がんペプチドワクチンについて書れた本に丸山ワクチンの事が出ていました。保険薬として承認されていなくても、効果が無いただの水だと言われようとも免疫療法の世界では無視できない存在の様です。 がん免疫療法は下記のように分類されています。 ・細胞免疫療法 ・ワクチン療法 ・サイトカイン療法 ・生体応答調節療法(BRM=Biological Response Modifiers) ・抗体療法 ・遺伝子治療 丸山ワクチンは生体応答調節療法の区分に属し腫瘍細胞に対する人間の生物学的応答を調節することによって治療効果を得ようとする治療法とのことです。 体の免疫系を非特異的(全体に活性化させること)により免疫力を高めるという理論に基づいています。 がんを治そうとする人自身のもつ力を応援し、手助けして強める役割があるようです。 最先端のがんワクチン療法の世界で、数十年も昔の丸山ワクチンの文字が出てくるのは、きっと何か期待の持てるものがあるからなのだと強く感じています。
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